2010/06/01[film]Backtrack
ハートに火をつけて/バックトラック スペシャル・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2010/04/07
- メディア: DVD
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日曜の朝、
デニス・ホッパーの死を知った。
Pはランド・オブ・ザ・デッドだと言い、私はトゥルー・ロマンスかブルー・ベルベットだと言い、意見が分かれたのでデニス・ホッパー祭の開催は無期延期、その日の午後はイングロリアス・バスターズを観た(私は二度目だった。)
家に帰ると、ツタヤディスカスからDVDが届いていて、その中の1枚はデニス・ホッパーの監督・主演作品だった。『バックトラック』だ。
私はこの映画をどこで知ったのかも、いつ予約リストに入れたのかも覚えていなかった。でも必要なものは必要なときに現れる。そのことは知っていたので、別に不思議じゃなかった。
その映画は、「男の」ロマンティシズムが満載で、仮にも「大人の」女性である私からすると、いささか呆れて笑いたくもなったが、人の内面というか思想を描こうとする作意が、ここまで顕わになっている映画は近年少ないので(作意といえばCGを見せたいものばかりだからだ。)、面白かった。
ジョディ・フォスターがとんでもなく可愛く、
ヴィンセント・プライスは生身の人間と思えなかった。
ボブ・ディランが出ていて驚いた。
ていうかデニス・ホッパーが死んでボブ・ディランが生きてるっていうこの現状に驚くけど。ロック=早死にじゃないの?
デニス・ホッパーは、めちゃくちゃ才能があったわけでも、めちゃくちゃ美男だったわけでもなかったと思う。もちろん、悪人や狂人を演じることにかけて卓越していたということは言うまでもない事実であるが。しかし、彼の最大の魅力は、「男の子としてカワイイ」ってことだったのではないだろうか?私はそう思ってるので、これからどんな素敵なおじいちゃんになってゆくものか楽しみにしていただけに、彼の死は残念でならない。